「農地転用」とか「開発」などをやると図面を描くことがある。
面白いことに、その図面で使うX軸とY軸が数学で使う軸と全く逆なことをご存じだろうか。縦軸がXで、横軸がYなのである。興味深いいことである。
右回りと、左回りもどちらが右回りでどちらが左回りなのか?時計の針の動く方向が右回りで、反時計回りが左回りなのだが、誰がそんなことを決めたのだろうか。円を描くときに円の上から始めれば確かに最初に右に動く、しかし円の下のほうから始めれば円周は最初に左の方に動かすことになる。
電車に乗っていて駅に近づくと次は左側にお降りくださいとアナウンスがあったりする。
この場合は電車の進行方向に向かって左手のほうが出口ということになる。
河川の左岸と右岸はどちらが左岸でどちらが右岸?
結構わかりづらいが、これは川の流れる方向に向かって右が右岸で、左が左岸。
でも国によってはそれが逆になることもあるらしい。
最初に話したX、Yの関係も誰が基準を決めたのか習慣的なものだから覚えておくよりほかはない。
人間は自己中心的にものを考える。地動説から天動説への転換にも相当な時間がかかった。
何を基準にものを考えるか、視点を変えれば案外面白いことに気が付くかもしれない。